息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

忘年会

息子の会社は、従業員は100人に満たない

会社で、正社員と契約・派遣社員が半々程だったと思う。


息子が就職した年は 大卒の子と 二人入社だった。


仕事に慣れるまで、当たり前だが、ほんとによく頑張ってた。


まず、一日中立ちっぱなしに慣れなくてはならないし、軽く40度越す環境にも慣れないといけない。


肌の弱い息子は、皮膚科に通いながら

肌の痒さ、痛さとなんとか折合いつけて、一生懸命頑張ってた。


その年の忘年会で、全社員の投票による 最優秀社員に選ばれていた。新入社員が選ばれるのは滅多に無いことなんだそうだ。


息子は嬉しそうだった。珍しくはしゃいでた。

『凄いじゃん』

『頑張ったの、皆 見ててくれたんだよ』


実際、会社の皆からは、いろいろ 可愛がってもらってると感じてた。


飲みに連れていってもらったり(まだ未成年だったけど)

回らないお鮨に連れていってもらったり(家族で行くのはもちろん、回ってるやつ)


でも、勤務時間はもうめちゃくちゃだった。

日勤だったり、夜勤になったり……


そんなこんなで頑張ってたのに、次の年の秋ごろ、配置転換になった。


私は、普通の事だと思ってた。

社員だったら、いろんな仕事こなせるようにならなきゃだし、今の仕事は大分慣れてきてたようだし、ステップアップだろうな、と。


でも、息子は そんな風に 考えてなかった。


『死にたい… もう 死にたい』


2回目の忘年会から帰った夜、

息子は そう呟いて泣き崩れてしまった

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