息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

主人

息子が逝ってしまって、

長女も学校に行けなくなって、後追い願望ほのめかすようになってしまって、

事情が事情なだけに、主人は自宅からの通勤を特別に許可してもらった。


冬道だから、大体片道1時間半。

転勤で、自宅に戻ってくるまで、2ヶ月半、通ってくれた。


子供達は父親の存在に、とても安心したようだった。


が、その反面、往復3時間弱の通勤、しかも雪道。

安心感と同時に、主人に何かあったら 大変だ!!と物凄い不安もあった。


普段だったら、息子と違い、運転も慣れてるし そんなに心配はしない。

だが、主人も、私以上に参ってしまっていた。


やはり、胃が痛み そして、かなり 沈んでいるので、仕事があるから休むわけにいかないし、お医者さんに診てもらったらいいんじゃないかと、話しかけると


『病気でもいい。っていうか、病気になれば、○○のところにいけるんじゃないか?

○○一人じゃ、寂しいんじゃないかな?

俺だけでも 一緒に逝ってあげたら……』

と……。


自分の事は棚に上げて(同じ気持ちなのに)

『○○は、お父さんいっても、私いっても喜ばないよ!』

『変なこと考えないでね。お父さん帰ってきたって、娘達喜んでるのに……』


後は沈黙だった…………


なので、

雪道でわざと滑ってみたりしないかな?

寝不足で大変なのに、居眠りしないかな?

とにかく、心配だった。


もうこれ以上、家族が欠けるのは耐えられないと、私も神経質になってたんだろうな…


長女も心配………

主人も心配………


でも、主人はしばらくすると、食事もしっかり取れるようになり、

荒れていた胃も治ってきたみたいだった。


そして、3月中旬、主人は単身赴任を終えて

自宅のある場所を管轄する職場に転勤になって、ほんとに私達の所に帰ってきてくれた。


お兄ちゃん、うちは5人家族なのに……

せっかくお父さん、戻ってきてくれたのに

…4人家族になってしまった。


さみしいよ


会いたいよ…

会いたい………

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