息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

買い物

今日は琥珀の待ちに待ったトリミングの日。

送迎の時間が合わないので仕事もお休みした。


琥珀をお願いしてからは、たまっている用事を急いでこなした。


親戚への御歳暮や、先日息子にお供えしていただいた方々へのお礼の品の発送等々。

私はもう出さないが、主人が仕事関係で出す為年賀状の手配等……


ひとがたくさんで、疲れる……

何をするにも、待ち時間がかかる……


そして、私が一番苦手な食品の買い物……。

元々あまり、好きじゃなかった。

(ウィンドーショッピングは大好きだったけど)

息子に逝かれてからは、しばらくスーパーに行けなかった……。


歩いて5分程の場所に行き付けのスーパーがあるので、あまり買溜めはしない生活だった。


息子のことがあって……

でも、食事は毎日のことなので、当然買い物に出たのだか、私は買えなかった……。


さて、何を買おうかなと、いざ品定めを始めると

《これは息子が大好きだった》

《あれはとても喜んでくれた》

《次はこれ食べたいっていってた》


とてもじゃないが、無理だった……

もう、店の中で ボロボロボロボロ……

涙が止まらなかった……


主人が休みでいる間は、全部主人に買い出ししてもらった。

あとは生協やら友達に頼ってしまっていた。


2ヶ月ほど、助けてもらって、

後はなんとか自分で頑張った……


知りあいに会わないように……

見つけた時は、すれ違いになるように……

あまり、考えないように……


今思えば、マスクに、目元をいつも赤くして…… 涙をためて……

不審者だったな……


今も買い物は苦手……

私に会うと

ハッとする知りあいもいるから……

実際『あっ』と声あげる人もいた…。


事情を知っている人に声かけられて、話してて、泣いてしまうことも度々あった…。


でも、大分、心に蓋出来るようになってきた。


友達に

『好きなようにしたらいーよ。

食べさせたいと思ったら作ってお供えして、

何でもお母さんのやりたいようにしたらいいよ。』と言ってもらって、それからは

そうした。

お肉でもなんでも、息子の好きだった物を作ってお供えした。


お供えするためには、買い物にいかなくては材料がない……


今は、泣かずに買い物出来るようになった。

でも、親子連れを見掛けると、やっぱり辛い……。そんなときはさっさと済ませて店を出るようにしている。


お兄ちゃん、会えなくなって、一年だよ……

もう、お母さん 我慢するの嫌だよ……

なんで、会えないの………

話したいこと、いっぱいあるのに……


夢でもいいから、お母さんと話してよ……

お兄ちゃん

会いに来てよ……

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