息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

私には3歳上の姉がいる。

同じ東北に住んでいるが、向こうは正社員でバリバリ働いているので、めったには会うことはない(休日出勤も多いようだ)


弟ととても仲が良かった姉は、今でも弟の奥さんのことを許していない。

客観的にみて、弟の自死は義妹のせいではないと、両親も私も思っているが、

姉は言葉では責めていないが、態度で責めていた。


弟が可愛かったのは同じで、気持ちはわかるけど、大切な伴侶を亡くした、そんな義妹に

なんで優しく出来ないのか……とても残念な、なんとも言えない気持ちになったのを覚えている。


そんな姉も、息子の訃報には涙で駆け付けてくれた。

有り難かった……。


でも、姉は 駆け付けてくれただけだった……。

家は狭いし寝具もないし、姉夫婦にはホテルに泊まってもらった。

食事してもらって、ホテルに帰るとき

『明日、何時に来ればいい?』と聞かれた。


いろいろ準備があるから、出来るだけ早く来てもらいたかったが、義兄も一緒でこちらからは頼みにくかった(いろいろとめんどくさい義兄なので)


実家の両親は家に泊まってもらった。

父親がお惣菜嫌いで、とにかく手作りじゃないといけない。そして前にも書いたが、食事が長い……。

人工肛門だから、いろいろと準備が大変。

で、痴ほう気味だから、気に入らなければとにかく、怒鳴る、怒鳴る。


今でも思う……。

もう少し、もう少しだけでも息子とゆっくりお別れしたかった。


姉が少し早くホテル出て、両親の世話してくれたら……

来てくれた方たちにお茶くらい入れてくれたら……


弟の葬儀の時も、そうだった。

しかも、お斎のあと

実家でまた集まってるのに、義兄は車から降りず、そのまま……帰ってしまった。

まるっきり、お客さんだった…。


私は親戚の叔母達から

姉夫婦の不義理と、実家の汚なさを延々と説教されるという、最悪の展開だった。


今回は、息子のために来てもらったこと、それでありがたいと思って、

忘れるよう、努めた。


ただ、私と姉の立場が逆だったら、

早くにきて、食事の準備をして、両親の支度を手伝って…………

やめよう…、ただ、私がしてもらいたかっただけなんだ。助けてもらいたかっただけなんだ。

いい歳して、姉に甘えようとしていた……。


あー、お兄ちゃん、

お母さん、やっぱりダメダメだわ……

会いたいなぁ……

よく、お母さんの愚痴、聞いてくれてたな……

しょうがねーなって、苦笑いして……

また聞いてほしいな……

会いたいな……

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