13回目
今日は13回目の月命日。
初めて、家族だけでの命日だった。
みんな揃ってからお経のCD流すつもりが、時間が合わず、流せなかった……。
息子の会社の訪問がないから、豪華なお花も菓子折もないし、お経も流せなかったけど、
なんとなく、気持ち的にはゆっくり過ごせた感がある。
(仕事だったし、いろいろ雑事もあって、忙しかったんだけど)
一年間、8時15分頃にはピンポーンだったから……。
有り難かったんだけど、辛くもあったんだな……。お世話になった会社だけど、原因でもあるから……。
(私の知らない、会社での息子の話を聞けるのは有り難かったけど…)
最後の訪問の時、社長さんが、
長女のことを心配して、
『もし、これから先、卒業の時期になっても精神的にまだ不安定で、就職先が決まらなかった時、娘さんさえ良かったら、うちに来てください。履歴書も何も要りません。すぐ採用させてもらいます』と言ってくれた………
優しいなぁとは、
有り難いなぁとは、手放しで喜べない……
とても、とても複雑な気持ちになった……
そして、何もわかってくれてないんじゃないかなと……。
息子が何故、壊れていってしまったのか、
私達遺された家族が、会社をどう思っているのか!?
正直、社長さんも、幹部の方も、わかってないな……
改善されたかよくわからない、
そんなところに大事な大事な子供を預けるのはもう真っ平。
仮に改善されてたとしても、
そんな、縁故採用みたいなことで周りと気まずくならないとも限らない。
御礼は言ったが、電話することはない。
就職決まらなかったとしても、ない。
息子にゆっくり、いろいろ話し掛けた。
答えはかえってこない
けれど、話し掛ける……
いつになったら、会話できるのかな?
なんて想いながら……
お兄ちゃん、お母さんは貴方の
はにかんだ笑顔、また見たいな……
親バカ親バカ言われてたけど、
やっぱり、どんなに体が大きくても
子供は可愛いんだよ……
そして、親より先に逝っちゃだめなんだよ……