息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

息子の愛車

職場の店長が自称、視える人。


そして、我が職場は、オープン時から女子トイレにいる、と、まことしやかに囁かれていた。


賑わってる時は大丈夫だけど、一人で作業しているときや、深夜など、気配と音が凄いらしい。


が、いかんせん……

私は鈍い、感じない人。


洗い場の食洗機のセンサーも、無人の時に

勝手に反応して、動き出すことが多々ある。

???なのだが、

何も視えない、感じない私では

どうにもならないなぁ……と思っていた。


で、復帰して働き初めて少しなれた頃、

よくみると、なんか 盛り塩がある……。

あちらこちらにある……。


なんで?と聞いてみた。


店長だった。


女子更衣室に視える(いる)らしい。

話し声も聞こえると言っていた。


霊感強い家系で、視えて怖い、とも……。


そして、つい最近、どうしてその会話になったのか、覚えていないが、

最近またいろいろ視えて、感じるという話になった。


で、つい いつも想ってる息子の事を聞いてみた。

と、無言………のあと、


車のとこに、男の人、居た。と……。

(最近、たまたま都合があって、

1回だけ、今は主人が乗ってる、息子の形見の車で出勤したときがあった。)


その時、視えた、と。

あぁ、いるな、と……。


その話を聞いて………

泣けてきてしまった……。


夢にも出てきてくれない息子の消息(亡くなってるから消息というのもおかしいけど)がわかった安堵感??

そして、いる、ということは、

成仏出来てないの??という不安……


もう、いろんな感情ごちゃ混ぜで

我慢出来なかった……。


店長からは、無神経だった、申し訳なかったと謝られた……。


けど、複雑だけど、確かに涙したけど、

私は知ることができて、良かった……。


早速、帰宅後、好物の卵焼を作って、

車にお供えした。


ハッキリと顔が視えたわけでもないし

中古の車だから、男の人がみえたからといって、息子だとは限らない…。

現に、店長も顔までハッキリと視えなかった、と言っていた。


でも、私は息子だと思った(思いたかった)

車、気に入っていたし……。


2月の車検で、20万掛かった車で、この次は、(息子の形見で、とても残念だけど)車検とらないかな……と考えていたけど……


お兄ちゃん、

パジェロ、どうする?

まだ、乗りたいのかな……。

・・ちゃんが、免許取ったら乗りたいから、廃車にしないで、って言ってたけど……。


ねぇ、どうしようか……?


お兄ちゃん、たまには返事してよ………

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