息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

セロトニン

残業と夜勤を減らす為に移った2番目の部署。


最初は落ち着いていた様だが、やっぱり同じ結果になっていった。


ほとんど夜勤。土日も連勤。


『えっ、いつ休むの?』

『なんか、水曜か木曜に休んでいいって』


何回 こんな会話をしただろうか。


でも、息子は

もっと 大変な思いしている先輩いるし、

しょうがない、やるしかない、と頑張っていた。


『命より大事な仕事なんてない』

最近、ニュースで取り上げられている、

過労自殺で亡くなった娘さんのお母さんが

訴えていた。


その通り、本当にその通りだと 泣けてきた。


息子の残業時間は、ボーダーラインとされる

80時間より、少なかった。


けれど、夜勤労働者は、通常時間勤務者より、鬱になってしまう確率が、はるかに高い。


セロトニンという、精神を安定させるために必要な物質が、朝日をあびて行動するという事が出来ないために、足りなくなっていくのだそうだ。


そんなこと、知らなかった……

調べようとも、思わなかった……


どこまでいっても、無知で、愚かな母だった。


携帯、ググれば すぐ出てくるのにね……


お兄ちゃん、

なんて言って 謝ればいいのか、もう、それすらわからなくなっちゃったよ……


側にいきたいけど……


まだ 行けないよ……

まだまだ 行けないよ……


ごめんね……

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