息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

遺影

息子の突然の死は、私達家族に 深い、深い悲しみと、混乱を与えた。


が、突然だろうが何だろうが、最後の別れの為には、

やらなくてはならないこと、

決めなくてはならないことが、沢山あった。


『遺影の御写真は、いかがなさいますか?』


葬儀社のほうから、聞かれた時、

《あっ、写真なんてない。就職してからさっぱり撮ってない》と、あせった。


うちで、一番困ったのが、遺影の写真だった。


子供の頃は、凄い量の写真を撮っていたが、大きくなってからは 写真嫌いで

撮らせてくれなかった。

ほんとに、ない…。


『成人式の御写真は?』と聞かれたが

成人式も、仕事だった。


一生に一度の事なのに、あんまりじゃないかと、

どうして休みじゃないのか、私が怒っていると、

出れば出たで、式のレポートとか報告とかあるから、めんどくさい。

だから、仕事出るって返事した。と返ってきた。


物凄く残念だったが、もう息子は決めていて、友達にも、仕事だと伝えていたようだった。


写真を散々さがしたが、一枚もなかったので、免許証の写真をスーツに加工してもらうことに決めた。


夜勤明けで、免許更新に行き、目の下に うっすらとクマがあり、真面目な顔をして写ってる息子。

亡くなる2ヶ月位前に更新した免許証だ。


笑顔こそないが、とても息子らしい、と思った。


今は、仏壇の横の壁に 飾ってる。


毎日、手でなでて、ほこりを取っている。

なででいると、いつも涙が出てしまう。


話し掛けても、答えてくれない……

でも、やっぱり 毎日、話し掛けてる。


お兄ちゃん、会いたいよ……

今、何してるのかな?


夢でもいいから、会いに来てよ…

会いたい…


会いたい…

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