心療内科
長女がお兄ちゃんのところに逝きたい……と言い出した日、一日かけて、医者選び?をした。
くちコミなどで評判のいい心療内科は全て断られた。新患受け付ける余裕がないと言われ、2ヶ月後とか、早くて1ヶ月半後と言われた。ただただ吃驚した。
そんなに心を病んでる人がいるのか、と。
冷静に考えれば、命の電話とか、やまびこ電話とか、公共の窓口に相談すれば、なんとかなっただろうけど、もう、私が凄いパニックになってたんだと思う……。
もう、タウンページに頼ってしまった↓
予約なしで大丈夫という点で、もうダメだったんだと思う(今にして思えば…)
次の日、1月5日、午前中に行ってみた(余り気の進まない長女を騙し騙し…)
藁にもすがる思いで……
???な先生だった……。
どうして、うちの話を聞いてくれないで自分の話だけするんだろう??
和ませるだけ??
で、突然思い出したように、
『で、どうしたの?』と聞いてくる。
しかも、あっさり。
詳しく話そうとすると、
また自分の話…。
なんか、雅子さまの話もしてくるし……
???
心療内科は初めて。勝手はよく分からない。
けど、間違ってしまったな、と悟った。
薬も出してくれたが、説明は、
『とってもいい薬だから、これ飲んでれば良くなるよ』だけだった。
詳しく聞こうとすると、『大丈夫よ、お母さん』だった。
院内処方だったけど、薬の説明書は手書き……
マジか……
しかも、気持ちが落ち着く薬って……。
帰宅して、即効調べた。
両極端な意見が別れる薬だった。
でも、未成年に処方するときは慎重に、充分リスクを説明し、少ない量からとあったのに、いきなり成人の量からの処方だった。
しかも、希死念慮が強くなることもあるとあった!!
これで、なんとかなると思ってた私が馬鹿だった。
睡眠導入剤は、大丈夫そうだったので、飲ませてみたが、意識がまだあるのに、体が動かなくなっていってすごく怖かった……と言われて、合わないようだった。お手上げだった……
この時、初めて息子に怒りが湧いたのを覚えてる。
妹まで連れてくのか、と的外れな怒り……。
ほんとは、お兄ちゃんのことだけ想って泣いていたいのに、それも出来ない……。
しかも、結局、薬が効いて無理矢理眠りの世界に入った長女は、体は冷たいし、呼吸も凄く浅くてしてるかどうかわからないぐらい。まるで、発見したときの息子のよう。
怖かった……
ほんとに怖かった……!!
からだが震えた……
『お兄ちゃんの馬鹿!!』
この時、初めてつぶやいてしまっていた……。