息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

ママ友2

主人も、何の連絡も無いことに少なからずショックを受けていた。


疎遠にはなっていたが、時々近況報告はしていた。

それに、息子たちは本当に仲が良かった。

息子は、彼の無邪気な明るさに救われていたと思う。(中学に入ってからはお互い何の接点もなくなってしまっていたけど……)


そのママ友から、最近着信が続けてあった。

仕事で出られず、バタバタしていて、そのままになっていたが、メールで、家にお邪魔したいとあった。


1年たってから??

今まで、何の連絡もなかったのに……。

ちょうどというか、昨日はお休みだったので、午後からなら大丈夫と返事した。


謝られた。衝撃が、大きすぎて来られなかった、と……。

息子の仏前で、

一年も来ないでごめんね。待たせたねと泣いてくれていた。

そして、怒ってくれていた。

お母さん置いて、泣かせて悲しませて……って。


会えたら、わだかまりは何処かにとんでいった。自分に置き換えて考えても、もしかしたら、すぐには行けなかったかもしれない、と思った。


何回も、すぐ来たかったけど、来られなくてごめんね。と。


いろんな話をした。

でも、立場……?何かがちがう……。

向こうには息子さんが二人健在。

長男は社会人一年生。息子と友達の次男はもうすぐ大学卒業。前途洋々だ。

人を羨んでも、仕方ない……。

どうにもならない……。


わかっている。

けど、嬉しそうに進路の話をしているママ友。

段々、苦しくなってきた……


3時間程してから、また来るね、と彼女は帰っていった。


焼香してもらった嬉しさ、

私にはもういない息子の話、

いろんな感情入り乱れた3時間だった。


取り合えず、娘達には

友達とお金の貸し借りはしないように!

と教えておこう……

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