息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

体調

何も考えないように、

何も感じないように、

息をひそめて暮らして

淡々と毎日を過ごしてきた。


お彼岸も、家族でお墓参りが出来た。

一週間後には、また訪れて、

生花の片付けもしてきた。

初めて、

息子のお墓に通うようになって初めて、息子の会社を見ないようにした。

意識して、目を背けた。



ずっーと体調が悪くて、仕事と家事で疲れきっていた。

更年期かな、ちょっと早いけど、そうだろうなと思っていたけど、

試しに一週間血圧測ってみたら………

皆ビックリするような数値だった。

他にもいろいろ具合悪くて

頭痛外来で評判の病院を受診した。


血圧高すぎるし、遺伝的にも

危険因子あるので、MRI検査してもらった。


検査の間、不謹慎な期待をしていた。

病気だったら……

自ら逝くわけじゃない……なんて………。

(病気で苦しまれてる方、ごめんなさい)


結果、異常なし。

偏頭痛➕ストレートネックによる緊張型頭痛も加わり、毎日頭痛になっているのでは?


異常なしだけど、将来的に動脈瘤になるのではと、疑われる箇所もあるので、

また来年もMRI検査しましょう、と言われ、

血圧も2週間測定して、また来てください。

薬はその時、考えましょうということだった。


まだ逝けないんだな……

まだ、お風呂で隠れて泣いてるしかないんだな……


まだまだずっーと

お兄ちゃんのいない世界で

生きていかなきゃならないんだな……


お兄ちゃん、お母さん

案外しぶといみたい……


会いたいな……

お兄ちゃんと会話したいな……


お兄ちゃん……

今 何してるのかな……

大曲の花火

今日は大曲の花火。

また、大雨による河川の氾濫で

会場は滅茶苦茶な状態。

夜通しの復旧作業でなんとか開催にごぎつけたようだ。

関係者の方々の尽力に称賛をおくりたい。


主人が管轄署に勤務してた4年間。

本人は勿論仕事で不在だか、毎年子供たちと出掛けていた。


最初の年は 息子も一緒に。

2年目からは就職して仕事だったので、

(毎年土曜と決まってるので、休日出勤ですね)娘達と。


主人の官舎の目とはなの先で開催されるので

駐車場でも綺麗に見えるので

会場の信じられない人混みには行かず

いつも駐車場にシートを広げてみていた。


息子が来れなくなってからは

仕事中だろうに、何通も写メ送って……。


『お父さんもお兄ちゃんも可愛そうだね……。いつもお仕事でね……』って話しながら……。


花火が終わると、6畳にキッチンしかない

狭い狭い官舎に(何故か独身者用に入居でした。)無理矢理布団を敷いて

くっついて眠って……

そして、午前2時過ぎ 主人が帰宅して、


お疲れ様!って言いながら、お兄ちゃんも終わったかな?なんて考えながら

ウトウト………




何を見ても

何を聞いても

息子に心が飛んでいく


あの時、こうだった……

そして、こうしてた………

なのに どうして…………


どうして?

どうして?

どうして………?


お兄ちゃん、答えて………

お母さん 知りたい……


どうすれば 良かったのか………


どうすれば 今もここに、

お母さんの側にいてくれたのか……


教えて……

お兄ちゃん………


お母さんはもう、自分で考えられない………

上手にスルーしていかないと……

ふと、気付けば もう 8月の下旬。


お盆も過ぎた。

父の初盆だった……。

職場は一番の稼ぎ時だったが、休ませてもらった。

父にかこつけて、息子が還ってきてくれるように、喜んでくれるように、いろいろお供えした。

悲しいことに、息子を感じることは出来なかった……。

でも、長女が、『やぁ』ってお兄ちゃんが帰ってきた、という夢をみたと言っていた。


そして、月命日も過ぎてる……。


たんたんと、ただ、日々は過ぎていく。

息子の名を呼ばなくなって、どのくらいたつのだろう……。


あまりにも無神経な人の言葉に、

いちいち反応しているのも苦しくなり

意識して、息子のことは考えないように、努めてきた。


本当は ただただ、息子のことを想っていたいのに……。

悲しいかな……働かないと生きていけない。

息子のところにいきたいけど

まだ逝けないから、生きていくために

心を無にして、頑張っていかないといけない。


なんだかなぁ………。


連名とはいえ、お香典頂いた方から

『息子さん、元気にしてる?』と聞かれて……答えられずに絶句してると、

生前の息子の話をいろいろとされて……

(若いのに呆けてきたんかい💢と心の中で毒づいて……。)


ちょっとしたことで、『自殺したいわー』

と、口にする同僚……。


新幹線に飛び込んだ若い女性をみてしまって、騒いでる同僚……。


うん、びっくりしただろうけど……

心無い一言に、関係はないけど……

知らない人だけど、傷つく………。


人生いろいろ……

考え方もいろいろ……


上手にスルーして

なんとかやっていこう……


でも、たまには

遊びに、様子見に

夢にきてくれないかなぁ……

ねぇ、お兄ちゃん!