息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

負の連鎖?

告別式も終わって しばらくたった頃。

新聞のお悔やみ欄に 実家と同じ町内の 青年の名前が載っていた。


まだ若かったし、何故か気になって 母に聞いてみた。


『そこの家ね、お爺ちゃんも、お父さんも自殺しちゃってね、それで、息子さんも 後追っちゃったんだよ』


絶句してしまった。

でも 分かってしまった。気持ちは よーく分かってしまった……。

顔もわからない、話した事もない人だけど、心が 胸が、苦しくなって……。

涙がとまらなかった。


連鎖、か……



家の子供達と同じく、私自身も三人姉弟。姉と私、そして 弟がいた。


弟も、単身赴任していた。東日本大震災の1ヶ月後、単身赴任を終えて 、家族の元に帰るはずだった弟は、一人 違う場所へ逝ってしまった。

観光名所になりそうな、物凄い高い橋で、縊死してた。


この時も、訳がわからなかった。


1ヶ月程前に、珍しく電話があって、近況を語りあってたばっかりなのに。


それが、なんで? どうして??

お嫁さんと、双子の子供達遺して、どうしてそんなことが出来るの……


あの時は分からなかったが、あの電話が 弟からのお別れの電話だったと 気付いた。


息子のことがあってから、いろいろ 狂ったように、ネット検索してて、

自殺は連鎖する?みたいな、遺伝じゃないけど、そういう家系が関係するみたいな記事を見つけた。


じゃ、私のせいじゃないか!

うちの血じゃないか!

やっぱり私だったよ……!!


弟の時は 感情のコントロールできるようになるまで 辛かった。


離れて暮らしていて、もう お互い家庭をもって、別々の人生を送っていたけど、

もう、何年かに一度会うくらいだったけど、でも、肉親の突然の死は、なかなか受け入れられなかった。


5年近くかかって やっと、溜め息で煮詰まった心をなだめれるようになったのに……


もう だめだ……

今回はコントロールなんて出来ない


私は 前世で よっぽど酷い罪を犯したんじゃないのか……


お兄ちゃん、ごめんね

ほんとに、ごめんね……

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