息子と過ごした大切な日々

2015年12月17日、21歳の息子が自死。
まだ信じられない、信じたくない愚かな母の懺悔の日々。

無気力

5月5日に、父の百か日忌にあわせて納骨を済ませた。主人は仕事の都合で行けず、娘たちと行ってきた。

なんとなく、父のことは

あぁ、終わった、と思ってしまった。


後は仕事していただけ。

何もしてないうちにゴールデンウィークは終わってしまった。


淡々と日々は過ぎていく……。

ただ 過ぎていく……。

息子のことは考えないように

考えないように 暮らしていく……。


無気力。

ただただ 一日を過ごしていくので

精一杯だ……。


それでも

望まなくても 朝は来てしまう。

息子もこんな気持ちだったんだろうか………?


不思議なことがあった。

琥珀が吠えるのはいつも外に向かって。

家族には、遊んでいて甘えたい時とかだけ。

たまに仏壇のある和室に連れていけば、お供えものをクンクンするのだが、

その時は 真っ直ぐ息子の遺影に向かっていき

ワン!と大きく一声。遺影を見上げたまま、動かない……。


いるのかな??

いてくれたら、いいな……

吠えたのはその一回きり。


夢も、久しぶりに見た。

息子は高校生だった。

授業参観日だったのだが、何故かたどり着けない。そのうち嵐みたいになってきて、

これはヤバイ!と逃げ回っているのだが

何故か心の中で

会えるわけない!と思ってしまっていた。

本格的に無理だ……と思い始めた時に

フラッと息子が現れた。

あぁ良かった

ほんとに、良かった!

お兄ちゃんに会えた‼

ってとこで、目が覚めた……。


こっちは必死に逃げ回っていたのに、

涼しい顔で爽やかに現れて、

会えてホッとしたと同時になんか、

拍子抜けした……。


夢で会えて、嬉しかった……。

でも 現実ではもう会えない……。



息子がいなくても、日々は過ぎていく……。


この、現実が たまらない………。


だったら、

だったら、 私がいなくなっても、

かわらず日々は過ぎていくんだろうな………。


お兄ちゃん、

お母さんは、やっぱりいろいろ考えちゃう……。

側にいきたい……

けど、いけない………


なんだか、五月病なのかな……?

ひどく 無気力……

会いたいけれど………

『お兄ちゃんのお休みはどうなってんの?

お母さんはほとんど仕事、お父さんは、この日帰ってくるって。』


年末年始や、ゴールデンウィーク、お盆休みの時期になると、決まって聞いてた。

息子の会社では、休みが記されてるカレンダーが配布されてたが、いつも息子はその通りにはならなかった。

工場が稼働してないとき、メンテナンスやら

掃除やら、模様替えやら………。


なんで息子だけ?!と思ってた……。

大変だな、とは思ってたけど……。

やっぱり若手がやらなきゃならないんだろうな……と。


今はもう予定を聞くことすら 出来ない……

頑張って!と、励ますこともいらない……


家を建ててからずっと植えっぱなしだった

クロッカスやらチューリップやら

球根が痩せて小さくなって、

(せめて、息子の仏壇に綺麗なお花をお供えしたくて)

去年の秋に、いろいろ植えかえた。

今、やっと、咲いてきた。


少しだけ、庭が賑やかになってる。


近所に、ネパールの国の人のつくるカレーが食べられるお店がオープンした。

4人で、行ってみた。とても美味しかった。

でも、出来るなら5人で食べたかった……。


町内の桜も綺麗に咲いて、そろそろ散りはじめてきたよ……。


お兄ちゃん、いろいろ変わってるよ……。

いろいろ変化してきてるよ……。


なんで、お兄ちゃんがいないのかな……

なんで

なんで

なんで…………


時が止まったままだ……

あの日から……

前に進めたかと思ってた時もあったけど、

やっぱりだめだ……


願いが叶うなら

前日に戻りたい

あの日の前日に……


会いたい

会いたい

会いたいよ……お兄ちゃん……

16回目

今日で、息子と会えなくなってから

16ヶ月になる。


長いなぁ……。

会えなくなってから……。


もう、体は存在しないんだな……。

でも、魂は……?

家族の周りにいないのかなぁ……?


息子の夢で、はっきりと覚えている夢。


買い物してた。

バックが欲しい、と。

楽しそうに選んでた。


長女の夢では、くしを探してた、と。


なので、息子のバックにくしを入れて

仏壇にお供え?してある。


また夢に遊びにきてくれないかなぁ……。


今日はこのまま、ソファで眠ろう…。


息子の最期を知っているソファで……。


お兄ちゃん、

いつまでも泣いてるお母さん、

心配かけてるかな……?


でも、何やったって、

どーしたって、

お兄ちゃんに会えないし、

お兄ちゃんが決断し、実行したことは

お母さんには哀しみでしかないよ……。


今は 辛くないんだよね……

心 穏やかなんだよね……


お母さんは

お兄ちゃんの笑顔

また見たいよ……。


お兄ちゃん

救えなくて、

一人で逝かせて

ごめんなさい………。

ほんとに ごめんなさい…………。